cucina italiana ACCI

《 10周年／il 10°anniversario 》

植物たちの香りも一段と濃くなるこの季節

2013年6月

『cucina italiana ACCI』は開業しました。

お陰様で10周年という節目の時を迎えることができたこと、これまでお店と関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。

お越しいただく皆さま、ご紹介してくださったりお気にかけてくださる方々、ご近所の皆さま、友人たちや家族たち、そして様々な業種の方々にお店を支えていただいてます。

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観光地鎌倉の中でも駅から離れ奥鎌倉と呼ばれるエリア、緑に囲まれ静かな住宅地に開業時そして移転後と当店はあります。

ACCIのはじまりは二階堂、テラス席も含めると約20席の山に囲まれた平屋の店舗では、忙しない日常の中で四季折々の豊かな自然もオアシスでした。

テラスで開催したイベントや店内も含めたパーティーなど、時折友人に手伝ってもらいながら沢山の方に出会えた思い出にはいつも鳥の声や木洩れ陽が一緒です。

フリーのお客様もご案内していましたがオープン当初はお客様がいらっしゃらない日もあり、ひたすら庭の手入れや小さな畑を裏に作ったり店内のプチ改装などしていたものです。

その時間もポジティブな気持ちで過ごす事ができたのは、いつの日か沢山のお客様にお会いできる日があることを想像し、楽しみを探す事が好きな人たちがまわりにいてくれた事も大きかったように思います。

また土地の関係上移転しなければならなくなった際に沢山の地元の皆さまに物件のお声がけをしていただいたのも、不安だった気持ちの中に訪れた幸せな事柄です。

どの土地も魅力的でしたがご縁あって出会えた今のACCI。

植物たちの移植をはじめテラスの再利用や理想通りに店舗改装をしていただいたおかげで現在お店が続けられている事に感謝です。大好きな場所とお店になりました。

移転直後のコロナ禍ではレストランというものを改めて考える機会にもなり、通販やテイクアウトなど新しい試みもした事で学ぶ機会を得て前に進めたと同時に色々と至らずご不便をおかけした事もあったかと思いますが、有り難い経験となっています。

移転を機にコース料理やスタイルもリニューアルしましたが、当店でお料理を召し上がっていただくひと時がホッと一息ついてリラックスしながらゆっくりと過ごしていただく場所であって欲しいとの思いはオープン当初から変わりません。

イタリアにシェフがいた頃、いつの日か自分のお店をもち出来る限りを自家製でご用意したいという思いで修行していた時。このお店はどんな風に見えるのかなと考えます。

プライベートでは今年は色々とあり、改めてこれからの人生について考える時間も多くなりました。後悔のない人生をおくりたいと、最近よくそんな話をします。

未来を思い描くのも大切ですが今の時間しかできない事もあると思うと、日々の事に追われ気味になっていた昨今はもう少し心身のバランスも大事に視野も広くもち、インプットする時間を作らねばと喝をいれる日々です。

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〝ACCIで旅するイタリア〟

小さな一軒家レストランで非日常の時間と

ちょっとワクワクするような食の旅を🇮🇹

小さなイタリア旅を食を通してご用意しているコンセプトは私たち自身も毎回楽みながらご用意しています。

フルコースの約12皿は自家製をベースに日本の旬の食材も取り入れオリジナルの要素を組み合わせたお皿たちです。ACCIでしか召し上がっていただけないお料理たちを個室空間でごゆっくりご堪能いただけたら嬉しいです。

お店で自家製している料理たちは食材が料理として完成するまでの工程に愛情も時間を沢山要します。これからもその時間は変わらずに探究心を持ちながら、料理の事もお店作りも精進していきたいと思います。

作家の皆さまの心のこもった器たちと共に、伊日が融合した少し不思議な空間で季節を感じていただけるお料理たちをご用意してお待ち申し上げております。

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お店は現在、金土日の週末営業です。

ご案内させていただけるお人数も限りありご不便をおかけしていますが、お弁当も含めこれからも沢山の方にACCIのお料理を召し上がっていただきたい！お店での時間を過ごしていただきたいと心から思っています。

最後になりましたが私たちはこのお店が大好きです。

沢山の方と出会いご縁がうまれたこのお店をこれからも出来る限り愛情いっぱい注いで育てていきたいと思います。

改めてお店に関わってくださった全ての皆さま

本当にどうもありがとうございます。

11年目のACCIを今後共どうぞよろしくお願いいたします。

読んで頂きありがとうございました

　　　　　　　オーナーシェフ　梶川厚士

　　　　　　　　　　サービス　梶川陽子